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「70歳現役を見据えた高齢社員の活用について」

表題は、所属する部会の11月研修テーマ。

講師は法政大学経営大学院の藤村教授。


高齢者雇用安定法の改正が令和3年4月1日より施行されており、70歳までの就業機会の確保が努力義務化されました。


改正内容はパンフレットを参照してください。


法改正とは別の視点で、世界一の高齢社会の日本において、高齢者自身にも高い意識を持ち続けていく必要があると解説がありました。


海外の会議などで藤村先生はよく「日本がうらやましい」と言われるそうです。

日本の高齢者の労働意欲は高く、ほとんどの方が「元気なうちは働きたい」と言うのだとか。

海外では、高齢者の労働意欲を引き出すこと自体が大変なのだそうです。


「元気だから働いているのではない。働いているから元気でいられるのだ!」


この言葉がとても心に残りました。

働いていらっしゃる方の理由として「健康維持」が高齢になるほど高くなるというデータにも納得です。


そこで重要になってくるのが継続的な能力開発だそうです。

ターニングポイントは50歳。

現在の定年60歳まで残り10年間で「売れる能力」を維持することが大切とのこと。


私もちょうどターニングポイントの50歳ですので、身につまされるお話で耳が痛かったのですが、だんだん新しいものについていけなくなったり、老眼鏡を使い始めたりする年齢です。

今までの仕事の蓄積だけの能力に甘んじてはいけません。

新しいことに挑戦し続け、柔軟で身ぎれいにし、わからないことはすぐに調べ、頼まれた仕事は進んでやる。

なかなか大変ですが、同年代の皆様、頑張りましょう。


社労士の仕事としては、60歳定年時の再雇用前の休暇制度の設計や、定年延長による就業規則の改定、助成金対応など。

藤村先生が作成された「50歳到達者研修」という材料もいただいたので、ご要望いただければ、ご準備させていただきます。


最後に映画「マイ・インターン」をご紹介します。

主演のロバート・デ・ニーロのシニアインターンが理想的な高齢労働者の姿だそうです。

ポイントはいくつかありましたが、「昔の話は聞かれない限りしない」これが一番難しく、一番大事なことなのかと思いました。

気を付けよう・・・私も。



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